天然で済めば良いことは何もない

2014年09月04日

介護=親育て17

「介護=親育て16 」のつづき

子育ては、幼い子が成長していくのが楽しみでもあり、喜びを感じやすい。
介護は、人としての最期を迎えるための準備だから、これまで生きてきたその人の生き様が、良い部分も、イヤな部分も、すべてが総ざらえ?出血大サービス?と思うくらい、次から次へと噴出する。
それをドストライクで受け止めるため、なかなか喜びには繋がりにくい。

「臭い」、「汚い」、「手がかかる」といった負の面だけしか感じないと、介護はまさに地獄だ。
自分の時間も奪われ、こちらの思いも意図も相手には通じない。
やれどもやれども尽きず、状態はどんどんひどくなっていく。
まさに、負の連鎖だ。

これを断ち切るには、自分の考え方を変えるしかない。
私は、汚いものを触れば触るほど、手間をかけられればかけられるほど、それを面白いと思うようにしている。
普通に生きていたら、なかなか「う○こ」や「ゲ○」を手にすることなんてない。ある種、貴重な体験だ。
といっても、なかなか慣れることではないが…。

臭い、汚い、意思の疎通が図れないことも、いつかは笑って話せるよう、そう思いながら過ごしている

enji_152 at 20:08│Comments(0)未来へ | 介護=親育て

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