西表島1西表島3

2015年05月10日

西表島2

西表島1のつづき。

西表島2日目の早朝、誰もいない海岸を散歩するため宿を出た瞬間、山の奥のほうで何かがピカッ!と光った。
曇ってはいたが雨は降っていなかったので、何も考えることなく海岸に向けて歩いた。

宿から海岸まで歩くこと15分ほど。途中、飼われているヤギの親子に出会い、朝の清々しい空気を味わいながら海を目指した。
ビーチに行くには、こんもり茂ったプチジャングルにあるけものみちを通らねばならない。
そこに入る瞬間、お!と思った。ここには何かがいるように感じたのだ。
心の中で「入らせていただきます」と祈りながらけものみちを進んだ。

途中茂みの奥でガサガサという音がする。その方向に目を向けると、見たことのない小動物と目が合った。
と、その瞬間それは身体をクルンと丸めて、茂みの奥へと逃げてしまった。
一瞬のことだったし、私の目がおかしいのだろう、と思うことにした。

それでも物の怪の気配は変わらなかったが、そのまま海岸へ進んだ。5分ほど歩いただろうか、ようやく海へ出た。
ふと空を見上げると曇っていたが、宿の方角に何気なく目を向けると、まさにこの瞬間虹が生れようとしていた。
それは、見る見る大空に向かって伸びていったのだ。
どうやら私が宿を出た時にみた光は虹が生まれるきっかけになった稲光だったのかもしれない。

いずれにしても、こんな瞬間を目にするとは!
西表島での洗礼は、何ともありがたい瞬間となった

西表島2

enji_152 at 20:05│Comments(0) | 西表島

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