親切心公私混同

2016年05月18日

卑しきは…

私が住む街の駅近で再開発が始まった。
駅の周辺はすでに都会化しているが、そこから500メートルほど先は住宅街だ。
今回は、そのエリアがターゲットとなり、みるみる近隣の家々が買収された。

その中で聞いた話として、再開発になると分かっていて家を建て替えた、というものだ。
この場所以外にも、以前再開発になった場所でも同じ現象があった。

再開発になると分かっていて、なぜ家を建て替えるのか?
それは、立退料を吊り上げるためだ。

え?そんなことあるの?と思ったが、関係者から聞いた話だから、間違いないだろう。
同じ土地面積であっても、家が古ければそれだけ立退き額は減り、新しい物件ならそれは圧倒的に跳ね上がるそうだ。

は~~、そこまでやりますか…というのが呆れた感想だ。
確かに、立退料が上がるほうが良いのは人情だが、そのために家を建て替え、真の意味でその役目を果たすことなく壊してしまうなんて。
家という命に対して失礼極まりない!と思うのは私だけだろうか…。

その卑しさが、裏目に出る日は必ず来るのだが…

enji_152 at 20:23│Comments(0)今世 | 人の道

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