災害は道の先の未知

2016年12月24日

一緒にいることの意味

香川照之さんが21年連れ添った妻と離婚した。
結婚した当初、香川さんは役者ではあったが、歌舞伎役者ではなかった。

香川さんに息子さんが授かったことで、猿之助の名を継ぐのは、血の繋がった息子しかいない!と思ったのだろう。
4代目の猿之助には子供がいない。そうなると、猿之助の血はそこで絶えることになる。
歌舞伎役者は血族で繋がっている。まれにそうでない家もあるが、基本は血に重きを置いている。

猿之助という大いなる看板を下ろすことは出来ない!という使命感が、香川さんを突き動かしたのだろう。
今のところは、幸いにも香川さんの息子は梨園の世界で精進しているが、果たしてそれが続くかどうかは未知だ。

梨園の世界は、妻の力なしではやっていけない側面がある。
妻がいなければそれはそれなりかもしれないが、妻がいて、名跡を継ぐ息子がいるのであれば、なおさらその力は必須だ。

だが、そもそも結婚した時にはそんな道は想像だにしていなかっただろう。
妻にしてみれば、まさに寝耳に水だ。
夫のために出来る限りの努力はしてみたものの、やはりギブアップするのは当然といえば当然だ。

夫婦とはいえ、向かう方が違えば一緒にはいられない。
一緒にいることの必要性と意味を見失ったら、夫婦は夫婦ではいられないのだ


enji_152 at 17:26│Comments(0)今世 | 課題

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