久高島2019-10ズルの代償

2019年12月19日

何を基準とするのか

ロシアのフィギュアスケート、ザギトワ選手が今後の試合には出ないという発表をした。
先日のグランプリファイナルで6位に沈んだことだけが原因ではなく、先のオリンピックで金メダルを手にした後から考えていたことらしい。

ロシア選手の寿命は短い。日本選手のように、2回、3回とオリンピックに出る人は稀だ。
15歳くらいまでなら子供の体型だから、ジャンプも難なく飛べるが、17歳を過ぎるとそれが大人体型となるがために、演技にも影響が出るのだろう。

フィギュアスケートはスポーツのカテゴリーではあるものの、どちらかといえば芸術に近いように思う。
その採点は技術点と演技構成点とからなる。項目も細分化しているし、スポーツとしての技術もさることながら、演技としての芸術性も評価の対象となるうえに、全身+感性運動だ。これほど高度なスポーツはそうないように思う。

ジャンプをどれだけ飛べたかということに重きを置くのであれば、ジャンプ大会でもすれば良いのだ。
どんなに4回転を飛べたとしても、芸術性に乏しければ人の心には響かない。

フィギュアスケートは、どこに向かっているのだろうか…。


enji_152 at 20:55│Comments(0)今世 | 課題

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