マスクの先にあるものドブに捨てられた税金

2020年06月06日

思考回路停止

政府が進める需要喚起キャンペーン事業、通称「Go To キャンペーン」だが、3千億円という巨額を投じる委託費に野党やマスコミが疑問を呈し、大騒ぎとなり一旦公募中止に追い込まれた。

これは、国交省、経産省、農水省の3省が合同で進めている施策だが、キャンペーン内容は、主にエンターテイメント事業、観光・旅行業、飲食業をバックアップするものだ。

それらを各省庁が仕切れるわけがないから、民間に委託することになるわけだが、その委託費が高すぎるうえに、公募期間が短かすぎる。

これだけ大掛かりな公募であれば、企画提案をする側にとって2週間の公募期間は短かすぎるだろう。
この短さって…どう見ても出来レース公募だと勘繰られても仕方ない。

「持続化給付金」事業の委託先を巡っても物議を醸しているが、国家予算を捻出した後は、民間に丸投げ!金だけばら撒けばそれで済むという思考が透けて見える。

給付金にしても、需要喚起にしても、確かに急を要する事案ではあるものの、その仕組みが短絡的でその場凌ぎでしかないことは、誰の目から見ても明らかだ。

コロナ対策としての長いスパンで物事を捉えられる政治家、官僚はいないのだろうか?
元は国民が収めた税金であることを忘れ、あちこちに忖度しながら予算を編成し、それをばら撒くことに躍起になっているようにしか見えない。

国民から対策が遅い!とバッシングされ、焦って事案をこなしているからこういうことになるのだ。

アベノマスクもそうだが、日本には「それはおかしい!きちんと考えて物事を進めよう!」と、自分の頭で考え物事を言える人はもういないのだろうか…。

言われたことをやってるだけなら、思考回路が停止したサルと同じ、いやそれ以下だ。

enji_152 at 18:28│Comments(0)今世 | 課題

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