次に向かうしかない風前の灯火

2020年07月08日

貧困な思考回路

新宿区民でコロナウイルス感染者に見舞金として10万円を支給する(1,000人迄)というニュースが物議を醸している。

中には入院したり、隔離生活を余儀なくされたことで、生活に困窮している者もいるだろう。
だが、それを悪用し、それならばと意図的に感染して10万円をせしめようとする輩もいるそうだ。

インタビューに答えていたある新宿区民の男性は「ラッキー!」と宣っていた。
仕事はテレワークで昼間は家にいて、夜はクラブに行ってるから、感染するだろうと、感染しても別に…という感じのことを答えていた。家族に感染させたら?という質問にも、そうなったらそうなった時のことです的な回答にも、呆れるしかない。

個人的に感染し見舞金10万円もらえたらラッキー!自分一人が医療機関に入っても大したことないでしょ、という超自己中思考。人として終わっている。

コロナウイルスはこれまでのウイルスと違って日々変異し、強毒化していることや、感染者の免疫細胞を破壊したり、最終的に呼吸困難に陥り死に至る、無症状期間があったとしても、時を経てまた猛威をふるうことなど、この男性は知りもしないのだろう。

物事を調べ、正しく恐れ、手を打つという思考が出来ない人間にしてみれば、見舞金もらえてラッキー!くらいにしか考えられないのだろう。

10万円の見舞金をもらって、一生を棒に振ることなど、先の男性は想像もつかないのだろう。

enji_152 at 16:39│Comments(0)今世 | 人の道

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
次に向かうしかない風前の灯火