コロナ蔓延に見る、100年前のスペイン風邪流行を事例とする特集番組を観たことがある。

100年前はスペイン風邪(現代のインフルエンザ)が感染症であること、現実逃避のため遊興にふける人が多く集まる場所や、祈りのために教会に人が集まることで更なる感染拡大を招いていることが理解されていなかった。
情報の伝達は曖昧で、スペイン風邪の流行は魔女のせいだと言っては、罪もない女性が殺されたりもした。

スペイン風邪流行により経済が回らず、貧困や飢えも蔓延する。感染症と飢えの恐怖が人間を尋常では無くしてしまった時代だったようだ。

現在は100年前に比べれば情報が素早く伝達するし、困ったことがあれば相談出来る窓口もある。
経済もじわじわ右肩下がりになっている現実を思うと、誰もが来年の今仕事に在り付けているかは未知ではあるものの、打つ手はいくらでもある。

100年前にも世界は感染症の恐怖のどん底に突き落とされたが、これまでの100年間で時代は進化し続けてきた。その間には第2次世界大戦もあり、そこでも多くの命が失われた。
日本では広島、長崎に人類初の原子爆弾が投下された。

どん底に何度も突き落とされながらも、人類はいちからの歩みを止めることはなかった。
そのうえに、今があるのだ。

スペイン風邪流行から100年が経ち、コロナ蔓延の現代、私達はまた新たな開拓に向かわねばならない。
生き残る社会になるか、そうでないかは、私達一人一人にかかっているのだ。