心を失くすと揺れる心

2014年07月17日

上辺だけでは

「心を失くすと」のつづき

心霊番組などで、悪霊に憑りつかれた人を除霊する、というものがある。
時には霊媒師の人が疲労困憊になるほどの悪霊との闘いがあり、死闘の末に悪霊が退散する。
テレビ番組的には、それで「めでたし、めでたし」なのかもしれないが、実際には何の解決にもなっていない。
一時は霊が離れたとしても、また戻ってくるからだ。

なぜ元に戻るかと言えば、憑依された人の心根、性根が何ひとつ変わっていないからだ。
悪い心を抱いている限り、悪いモノしか寄ってこない。
それは、人間関係に置き換えたら分かりやすいだろう。
「類は友を呼ぶ」のように、自分の周りにいる心許せる友人は、結局自分と似た価値観の人間ばかりだからだ。

霊は肉体を持たないだけで、生身の人間と同じ魂(霊格)を持っている。
だから、自分と価値観の合う霊格を見つけると、その人に憑いてしまうのだ。
良い霊格を身に付けたいならば、自分の霊格を上げるしかないのだ。
上辺だけの処置では、何も変わることはない

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