映画鑑賞・観劇・コンサート
2015年07月25日
キャリアの違い
今宵は、70、80年代に活躍したシンガーソングライターの方々のコンサートを堪能した。
それぞれにヒット曲があり、その曲を聴いただけで、当時へタイムトリップしてしまう。
客層もやはり私と同年代かそれ以上の方が大半を占めていた。
この時代はバブル期でもあったためか、何だか当時の曲を聴くだけでワクワクしてしまう。
何か良いことが未来に待っているかのような錯覚さえ感じるほどだ。
だが、現実は確実に誰もが年を経て、多くの事柄と向き合っている。
その年輪が、歌手のみなさんが謳う中に籠められていることが伝わってきた。
当時よりずっと大人の味わいを感じるし、余裕と風格さえ感じる。
やはりキャリアの違いがものを言うのだ。
こうやって、味のある曲ばかりを聞いていると、どんどん現実逃避してしまいそうだ。
たまには現実にもきちんと目を向けつつ、往時を偲びたいと思う
それぞれにヒット曲があり、その曲を聴いただけで、当時へタイムトリップしてしまう。
客層もやはり私と同年代かそれ以上の方が大半を占めていた。
この時代はバブル期でもあったためか、何だか当時の曲を聴くだけでワクワクしてしまう。
何か良いことが未来に待っているかのような錯覚さえ感じるほどだ。
だが、現実は確実に誰もが年を経て、多くの事柄と向き合っている。
その年輪が、歌手のみなさんが謳う中に籠められていることが伝わってきた。
当時よりずっと大人の味わいを感じるし、余裕と風格さえ感じる。
やはりキャリアの違いがものを言うのだ。
こうやって、味のある曲ばかりを聞いていると、どんどん現実逃避してしまいそうだ。
たまには現実にもきちんと目を向けつつ、往時を偲びたいと思う
enji_152 at 21:16|Permalink│Comments(0)
2014年07月14日
「ノア 約束の舟」を観て
先日、「ノア 約束の舟」を観た。
現代社会に警鐘を鳴らす作品だと思った。
堕落した人間社会を一掃するため、地球を大嵐が襲い、大洪水になると神からの啓示を受け、罪穢れなき動物だけを箱舟に乗せて、新天地へ向かうよう主人公のノアがその使命を担う。
その計画を知ったノアの敵となる人間達が箱舟を奪おうとする戦いも描かれていて、それは人間のむき出しの欲望であり、現代の私達の姿そのままを見せられているようで、欲深い人間はこの世から一掃され、動物とノアの一家だけが新天地で生活を始める、というものだった。
特に「神は見ているだけで何もしてはくれないが、私達がどういう道を選ぶかで世界のあり方は変わったはずだ。後戻り出来ないまでにしてしまったのは、人間だ」といった意味合いのセリフには、そうだよな、と思わざるを得なかった。
神様はいると思う人にはいるし、いないと思う人には存在し得ない。
大事なのは、見えない力やその働きを肌で感じることが出来るか、それに畏敬の念を抱けるか…だと思う。
それを感じるには、自分の心がクリアーでなければ感じにくいだろう。
以前、「未知との遭遇」が上映されてから、宇宙人の存在や未確認飛行物体がよく目撃されるようになった。
「ノア…」が上映されたことで、これからの地球がこうなるかもしれない…という予告でないことを祈るばかりだ
現代社会に警鐘を鳴らす作品だと思った。
堕落した人間社会を一掃するため、地球を大嵐が襲い、大洪水になると神からの啓示を受け、罪穢れなき動物だけを箱舟に乗せて、新天地へ向かうよう主人公のノアがその使命を担う。
その計画を知ったノアの敵となる人間達が箱舟を奪おうとする戦いも描かれていて、それは人間のむき出しの欲望であり、現代の私達の姿そのままを見せられているようで、欲深い人間はこの世から一掃され、動物とノアの一家だけが新天地で生活を始める、というものだった。
特に「神は見ているだけで何もしてはくれないが、私達がどういう道を選ぶかで世界のあり方は変わったはずだ。後戻り出来ないまでにしてしまったのは、人間だ」といった意味合いのセリフには、そうだよな、と思わざるを得なかった。
神様はいると思う人にはいるし、いないと思う人には存在し得ない。
大事なのは、見えない力やその働きを肌で感じることが出来るか、それに畏敬の念を抱けるか…だと思う。
それを感じるには、自分の心がクリアーでなければ感じにくいだろう。
以前、「未知との遭遇」が上映されてから、宇宙人の存在や未確認飛行物体がよく目撃されるようになった。
「ノア…」が上映されたことで、これからの地球がこうなるかもしれない…という予告でないことを祈るばかりだ
enji_152 at 19:57|Permalink│Comments(0)
2014年07月13日
「アナと雪の女王」を観て
少し前になるが、今話題の「アナと雪の女王」を観た。
ストーリーは子供でも分かりやすいもので、最後はハッピーエンドで、観ていても安心出来る。
感動したのは、やはり誰もが言う劇中歌だ。アナ、エルサが歌う曲に鳥肌が立った。
日本語吹き替え版で観たが、豊かな情感で、役にハマっている松たか子さん、神田沙也加さんの歌唱力は絶品だ。
二人が出演したことのある舞台は何度か観ていたので、その実力を以てすれば、こんなに素晴らしい吹き替えになることは想像通りだったが、やはり深く感動した。
もう一つ感動したのは、アニメーションだ。何ともリアルなのだ。
人間の動きが立体として見えるのだ。ディズニーのアニメーション力に改めて感心させられた。
話題になるものというのは、それだけのことがあるのだな~と、改めて思わされた
ストーリーは子供でも分かりやすいもので、最後はハッピーエンドで、観ていても安心出来る。
感動したのは、やはり誰もが言う劇中歌だ。アナ、エルサが歌う曲に鳥肌が立った。
日本語吹き替え版で観たが、豊かな情感で、役にハマっている松たか子さん、神田沙也加さんの歌唱力は絶品だ。
二人が出演したことのある舞台は何度か観ていたので、その実力を以てすれば、こんなに素晴らしい吹き替えになることは想像通りだったが、やはり深く感動した。
もう一つ感動したのは、アニメーションだ。何ともリアルなのだ。
人間の動きが立体として見えるのだ。ディズニーのアニメーション力に改めて感心させられた。
話題になるものというのは、それだけのことがあるのだな~と、改めて思わされた
enji_152 at 21:07|Permalink│Comments(0)
2014年04月19日
いのうえ歌舞伎『蒼の乱』を観て
今日、いのうえ歌舞伎『蒼の乱』を観た。
劇団新感線の舞台はいつも度胆を抜かれる。今回もどんな展開が待っているのか、楽しみに劇場へ向かった。
私の好きな天海祐希さんが主演だ。天海さんの舞台は、「おのれナポレオン」以来だ。
天海さんの演技は毎度ながら安定している。どんな役にもピタっとハマる。
今回もやっぱり男前。ステキだった。
舞台全体を通して感じたのは、脚本が優れていること、演出がやはり面白かった。
特に照明の使い方が巧妙で、場面場面にしっかりハマっていた。
演者のうまさは言うまでもない。本物の舞台役者の魂こもった演技に引き込まれた。
特に秀逸だったのは、早乙女太一さんの殺陣シーンだ。
これまで見た殺陣の中で一番すごかった。マジで目が離せなかった。
弟の早乙女友貴さんとの一騎打ちシーンは迫力満点!
これだけでも見た甲斐があったというものだ。
休憩含め4時間の長丁場だったが、長い、という感じはしなかった。
物語の世界に引き込まれ、平清盛を彷彿とさせた松山ケンイチさんにも魅了された。
セットも回り舞台でおおがかりだったが、一番スゴイと思ったのは馬だ。
ライオンキングもビックリ!だろうな、と思ったほどだ。
ただ、最後のシーンだけがちょっと残念だな…と思った。
まさに、「風と共に去りぬ」を思い出したからだ。
いずれにしても、本物を観れたことに感謝したい
劇団新感線の舞台はいつも度胆を抜かれる。今回もどんな展開が待っているのか、楽しみに劇場へ向かった。
私の好きな天海祐希さんが主演だ。天海さんの舞台は、「おのれナポレオン」以来だ。
天海さんの演技は毎度ながら安定している。どんな役にもピタっとハマる。
今回もやっぱり男前。ステキだった。
舞台全体を通して感じたのは、脚本が優れていること、演出がやはり面白かった。
特に照明の使い方が巧妙で、場面場面にしっかりハマっていた。
演者のうまさは言うまでもない。本物の舞台役者の魂こもった演技に引き込まれた。
特に秀逸だったのは、早乙女太一さんの殺陣シーンだ。
これまで見た殺陣の中で一番すごかった。マジで目が離せなかった。
弟の早乙女友貴さんとの一騎打ちシーンは迫力満点!
これだけでも見た甲斐があったというものだ。
休憩含め4時間の長丁場だったが、長い、という感じはしなかった。
物語の世界に引き込まれ、平清盛を彷彿とさせた松山ケンイチさんにも魅了された。
セットも回り舞台でおおがかりだったが、一番スゴイと思ったのは馬だ。
ライオンキングもビックリ!だろうな、と思ったほどだ。
ただ、最後のシーンだけがちょっと残念だな…と思った。
まさに、「風と共に去りぬ」を思い出したからだ。
いずれにしても、本物を観れたことに感謝したい
enji_152 at 20:10|Permalink│Comments(0)
2014年03月08日
魂ふるえました!(後編)
昨晩のコンサートの終演後、森山良子さんとの握手会に参加した。
列の最後のほうに並んでおり、徐々に近づいてくる森山さんの姿が、人影の中からチラチラ見え出した。
すると、人影の間から森山さんの姿と共に、光が見えるのだ。
照明?かもしれないが、そんな単純なものではない。
二時間の長丁場を魂を込めて歌い切り、相当に疲れているはずなのに、一人一人の手を両手で握りしめ、笑顔で言葉を交わす森山さんを見ていると、それだけでなぜだか神々しささえ感じてしまった。
私の順番になり、三言ほど言葉を交わしたが、その間中、ずっと私の両手を温かく握ってくれていた。
何てすごい人なんだろう!!感謝の言葉しか出なかった。
コンサート中も魂ふるえっぱなしだったが、終演後までこんな感動を味わえるとは!!
一生の思い出に残る一日となった
列の最後のほうに並んでおり、徐々に近づいてくる森山さんの姿が、人影の中からチラチラ見え出した。
すると、人影の間から森山さんの姿と共に、光が見えるのだ。
照明?かもしれないが、そんな単純なものではない。
二時間の長丁場を魂を込めて歌い切り、相当に疲れているはずなのに、一人一人の手を両手で握りしめ、笑顔で言葉を交わす森山さんを見ていると、それだけでなぜだか神々しささえ感じてしまった。
私の順番になり、三言ほど言葉を交わしたが、その間中、ずっと私の両手を温かく握ってくれていた。
何てすごい人なんだろう!!感謝の言葉しか出なかった。
コンサート中も魂ふるえっぱなしだったが、終演後までこんな感動を味わえるとは!!
一生の思い出に残る一日となった
enji_152 at 21:37|Permalink│Comments(0)
2014年03月07日
魂ふるえました!(前編)
今宵、森山良子さんのコンサートに行った。
以前から好きなアーティストで、いつか生声を聞いてみたいとずっと思っていた。
期待は予想以上に良かった!!なんて、簡単な言葉で言えないほど、心、いや魂揺さぶられる歌声だった。
前半はクラシカルなナンバー、後半はファンのリクエストの多いものを歌ってくださったのだが、どんなジャンルも、違和感なく、スッとその世界に入ってしまう。聞く側もまたそれに乗れてしまうのだ。
森山さんの歌声には人生があり、そのドラマが聴いてる中で見えてくるのだ。
何てすごいのだ!!ひとつの演劇を1曲の中で観ているようにさえ感じてしまった。
これほどのパワーは初めてだった。
これまで数多くのコンサートに行ってきたが、私の中でまさに№1になってしまった!!!
森山良子さん、ステキな歌声を、そしてステキな今宵を、ありがとうございました!!!
以前から好きなアーティストで、いつか生声を聞いてみたいとずっと思っていた。
期待は予想以上に良かった!!なんて、簡単な言葉で言えないほど、心、いや魂揺さぶられる歌声だった。
前半はクラシカルなナンバー、後半はファンのリクエストの多いものを歌ってくださったのだが、どんなジャンルも、違和感なく、スッとその世界に入ってしまう。聞く側もまたそれに乗れてしまうのだ。
森山さんの歌声には人生があり、そのドラマが聴いてる中で見えてくるのだ。
何てすごいのだ!!ひとつの演劇を1曲の中で観ているようにさえ感じてしまった。
これほどのパワーは初めてだった。
これまで数多くのコンサートに行ってきたが、私の中でまさに№1になってしまった!!!
森山良子さん、ステキな歌声を、そしてステキな今宵を、ありがとうございました!!!
enji_152 at 23:05|Permalink│Comments(0)
2014年02月25日
「リトルマーメイド」を観て
劇団四季「夏」劇場で、「リトルマーメイド」を観た。
緞帳が水の流れのように揺れて見える。開演前から水中の世界に誘ってくれているようだ。
幕が開いてビックリ!そこはまさに水中の世界じゃないですか!
マーメイドを演じる方々の演技もまさにマーメイド!動きがね、マジお魚。
ネタバレになって何ですが、ワイヤーに吊るされて縦横無尽に泳ぎ回る様にもビックリ!
演者も、相当稽古したんだろうな~と、その努力に感心しきり。
歌もダンスもさすが安定の劇団四季。
「夏」劇場のこけら落とし公演は「美女と野獣」だったが、こちらも感動の舞台だった。
劇団四季はたびたび観劇しているが、これからも私達に楽しい夢を見せて欲しい
緞帳が水の流れのように揺れて見える。開演前から水中の世界に誘ってくれているようだ。
幕が開いてビックリ!そこはまさに水中の世界じゃないですか!
マーメイドを演じる方々の演技もまさにマーメイド!動きがね、マジお魚。
ネタバレになって何ですが、ワイヤーに吊るされて縦横無尽に泳ぎ回る様にもビックリ!
演者も、相当稽古したんだろうな~と、その努力に感心しきり。
歌もダンスもさすが安定の劇団四季。
「夏」劇場のこけら落とし公演は「美女と野獣」だったが、こちらも感動の舞台だった。
劇団四季はたびたび観劇しているが、これからも私達に楽しい夢を見せて欲しい
enji_152 at 22:10|Permalink│Comments(0)
2014年01月23日
「かぐや姫の物語」を観て 後編
「かぐや姫の物語」で、もうひとつ感じたことは、人間の欲望だ。
竹やぶの中で、偶然「かぐや姫」を授かり、育てることになった翁夫婦。最初は姫のかわいらしさに目を細めていたが、竹やぶで金の財宝や高価な着物を見つけたことから、野山を駆け回る幼い姫を見て、翁は都に立派な屋敷を建て、高貴な姫になるための教育を施す。
それにより、かぐや姫は美しく、聡明な女性に成長する。その噂を聞きつけた都の男達が姫を我が物にしようと押し掛け、高価な貢物を献上するが、姫が首を縦に振ることはなかった。
翁の姫を高貴な方に嫁がせたいという欲望と、この上ない美しさの姫を手に入れたいとする男達の欲望が渦巻くことで、姫はその現実に耐えられなくなり、月に帰ることになるのだ。
かぐや姫自身は、この世で人生を謳歌したいだけなのに、その思いとは裏腹に、周囲の欲望に翻弄されてしまう。
我欲は、抱けば抱くほど手に入らない、あるいは一旦は手に入れたとしても、いずれは無くなってしまうものなのかもしれない
余談だが、かぐや姫の侍女をしていたパタリロにそっくりなキャラに釘付けだった私
竹やぶの中で、偶然「かぐや姫」を授かり、育てることになった翁夫婦。最初は姫のかわいらしさに目を細めていたが、竹やぶで金の財宝や高価な着物を見つけたことから、野山を駆け回る幼い姫を見て、翁は都に立派な屋敷を建て、高貴な姫になるための教育を施す。
それにより、かぐや姫は美しく、聡明な女性に成長する。その噂を聞きつけた都の男達が姫を我が物にしようと押し掛け、高価な貢物を献上するが、姫が首を縦に振ることはなかった。
翁の姫を高貴な方に嫁がせたいという欲望と、この上ない美しさの姫を手に入れたいとする男達の欲望が渦巻くことで、姫はその現実に耐えられなくなり、月に帰ることになるのだ。
かぐや姫自身は、この世で人生を謳歌したいだけなのに、その思いとは裏腹に、周囲の欲望に翻弄されてしまう。
我欲は、抱けば抱くほど手に入らない、あるいは一旦は手に入れたとしても、いずれは無くなってしまうものなのかもしれない
余談だが、かぐや姫の侍女をしていたパタリロにそっくりなキャラに釘付けだった私
enji_152 at 20:58|Permalink│Comments(0)
2014年01月22日
「かぐや姫の物語」を観て 前編
「かぐや姫の物語」を観た。
淡いタッチの日本の風景が全編に散りばめられ、原作である「竹取物語」の世界にふっと入っていくことが出来た。
この映画で感じたことは、月からかぐや姫はやってくるのだが、これは、人間が生まれる(黄泉の世界から魂を持って人間として生まれるとも解釈出来る)ところから、生まれる場所を自ら選び、両親に育ててもらい、育った環境の中で、己の心に正直に、人生を全うすることの大切さだ。
かぐや姫は、月から来て地球の育ての親に育まれ、年ごろになると都に出て、多くの男性に見初められる。
だが、姫自身は、そんな生活はちっとも望んでいなく、生まれ育った、野山で駆け回っていた頃に戻りたいと思う。だが、その願いは叶わず、自分の居場所を失くした姫は、月に帰りたいと懇願する。
やがて、月から迎えが来ることが決まると、育ての両親や、幼い頃を共に過ごした幼馴染との別れが辛くなるのだ。
かぐや姫が地球で生き、月に帰る(黄泉の世界に戻る)ことで、地球に残された、姫と関わった多くの人達の人生もまた変えることになる。
人は、生まれて生きている間、そして死んでからも、出会った多くの人達に、たくさんの思い出を残していく。
そして、その思い出は、自身がどう生きたか、それがそのまま心に残るものだ…と思わされた
淡いタッチの日本の風景が全編に散りばめられ、原作である「竹取物語」の世界にふっと入っていくことが出来た。
この映画で感じたことは、月からかぐや姫はやってくるのだが、これは、人間が生まれる(黄泉の世界から魂を持って人間として生まれるとも解釈出来る)ところから、生まれる場所を自ら選び、両親に育ててもらい、育った環境の中で、己の心に正直に、人生を全うすることの大切さだ。
かぐや姫は、月から来て地球の育ての親に育まれ、年ごろになると都に出て、多くの男性に見初められる。
だが、姫自身は、そんな生活はちっとも望んでいなく、生まれ育った、野山で駆け回っていた頃に戻りたいと思う。だが、その願いは叶わず、自分の居場所を失くした姫は、月に帰りたいと懇願する。
やがて、月から迎えが来ることが決まると、育ての両親や、幼い頃を共に過ごした幼馴染との別れが辛くなるのだ。
かぐや姫が地球で生き、月に帰る(黄泉の世界に戻る)ことで、地球に残された、姫と関わった多くの人達の人生もまた変えることになる。
人は、生まれて生きている間、そして死んでからも、出会った多くの人達に、たくさんの思い出を残していく。
そして、その思い出は、自身がどう生きたか、それがそのまま心に残るものだ…と思わされた
enji_152 at 22:34|Permalink│Comments(0)