手にするものは(前編)予感2

2014年05月19日

手にするものは(後編)

人よりも、地位も名誉もお金もたくさん手に入れる人は、それを自分の懐だけにがめつく囲いこんでいると、気付けば手放さなければならないことになる。
なぜそうなるのか、自分の努力と智慧と才能で築き上げたものを、他人に譲るなど、ごめんだ!と思うだろう。

だが、そうなれたのも、それらを手にし得ない人たちがいるからこそ、自分がそういう思いを味わえるのだ。
平たくいえば、成功者から見たら無能と思う人間がいるから、自分が有能な成功者と言えるわけだ。

いつ何時己が無能な側に回るか分からない。
だからこそ、己の才覚で得た富は、手にし得ない人たちに分けること、そうすることで、またそれらが回りまわって自分に戻ってくるし、何より人から喜ばれる。

己の快楽のためだけに懐に入れてしまえば、それを妬む人たちに身ぐるみはがされる、それが世の常だと心得ておくべきだろう

enji_152 at 20:03│Comments(0)今世 | どう受け止めるか

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
手にするものは(前編)予感2