記念日とはエピソード6-11:ネタの宝庫

2017年12月12日

エピソード6-10:ネタの宝庫

「今晩、荷物届くからね」と私。
「何が来るの?」と母。
「ウナギ」と私。
「え??なんで、そんなもの頼んだの?」と母。

そう、母はウナギが嫌いなのだ。
そのせいで、私は大人になるまでウナギを食べたことがなかった。
初めて食べた時、「おいしい!なんでこんなおいしいものを食べないのか?」
と母に聞いたところ、「子供の頃さんざん食べたからイヤだ!」と言うのだ。

嫌いなものを無理強いするわけにもいかず、家ではウナギは諦めていた。
が、先日ネット通販でおいしそうなウナギを見つけ、どうしても食べたくなり注文した。

すると母は「それは、イキがいいの?」と聞いてきた。
まさか!?生のウナギが来ると思っていたのか?そんなバカな~~とは思ったものの、母はマジだ。

確かに、昔は流通もままならない時代だったことを思うと、すでにかば焼きとなり冷凍で送られてくるなんて、夢にも思っていないようだ。
実際に届いたウナギのかば焼き真空パックを目にすると、「あら、良いウナギね~~」だって。

想像以上の母の言動にはいつも笑わせてもらっている。

enji_152 at 20:06│Comments(0)今世 | 高級養老院物語

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