微力とはいえ2018の先にあるもの

2018年12月29日

外に目を転じれば

今年最後の墓参に埼玉まで行った。

東武東上線に乗車し、数十分もすると、のどかな景色が現れる。
年々地方も開発が進み、ずいぶん昔とは趣が変わったが、それでも昔からある畑や田んぼ、川辺の景色はのどかだ。

特に、川辺の奥に聳え立つのが、富士山だ。
今日は晴天だったせいもあり、雪化粧をしたそれがドーン!!と現れた。
墓参での楽しみのひとつでもある。

車内で見かけるのは、まったく景色に目を転じることなく、スマホに釘付けの人達だ。
私の前に座る7人は、全員がスマホに洗脳されていた。
今や、スマホの中にしか世界がないかのようだ。

目を転じれば、そこには日々移ろいゆく景色が広がっているのに、そんな情景に心が向かないとは…何ともったいないことだろう。
必要に迫られ、スマホに釘付けなこともあるだろうが、乗車中一瞬たりとも目を離さずにいる姿は、やはり異様だ。

人間の住む世界は、今やスマホに占拠されてしまったようだ。
だが、本当に目を向けるべきは、リアルな外界なのだが…。



enji_152 at 21:12│Comments(0)今世 | 気付き

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