主眼は何か?臨機応変

2020年02月28日

危機感のなさ

昨日、突然「3月2日から小中学校、高校、特別支援学校等を春休みまで休学要請する」と首相が発表した。
コロナウイルスの感染を思えば、それは想定内のことだろう。

だが、当事者達にしてみれば寝耳に水だったようで、親も子も教育委員会も教員も、様々な反応を見せている。

子供にしてみれば、学校に行けないばかりか、遊ぶ場所も限定されるし、授業も受けられない。

親にしてみれば、共働きで子供の面倒を見る人がいない、会社を休まざるを得ない、春休みを入れるとまるまる1か月この状態が続くのか。

シングルマザーやファザーにしてみれば、自分が働かなければ生きていけないのに、子供が学校に行けないとなると…と、思案するのは当然だろう。

学校側にしてみれば、休学分の授業の補填はどうするのか、卒業式、入学式、入試、父兄への対応等々、数えきれないほどの問題山積だ。

今回の発表はあまりにも唐突だったことは事実だが、果たしてこれを事前に知らせていたらどうなっただろう?それはそれで「あーだこーだ!」と騒ぎ立て、果てはボイコットまで起きたかもしれない。

今回のやり方が正解がどうかは未知ではあるものの、どこかで判断は下さないといけないし、今や個人レベルの事情が通用するほど生ぬるい状態ではない、つまりは、緊急事態である!ということを、国民はもっと自覚すべきだろう。

南半球でも感染が広がってきている。
北半球は冬~春に向かっている最中だが、南半球は夏~秋に向かっている。

暑い南半球で感染があるということは、これから春となり暖かくなってもウイルスは無くならない、ということだ。

つまりは、もうすでに世界的パンデミックは始まっている、いいや、すでに最中に突入していると言っていいだろう。

自分の日常が思う通りに進まない、行えないことに不満を言ってる場合ではないのだ。
もっと、危機感を持ち、出来うる限りの予防対策を自分の頭で考え行うことが何より大切なのだ。

それにしても、教育委員会もこんなことは想定出来たはずなのに、危機感もなく「何かお上が言ってくるだろう」くらいにのんびり構えていたとしたら…末期的過ぎる。

enji_152 at 20:03│Comments(0)今世 | 人の道

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