アイデンティティの確立灯台下暗し?

2020年12月18日

これも恩返し!?

日々幼子に戻っていく母は、私が留守の間に思いもよらぬことをする。

先日も出勤日で1日留守にし、夕方帰宅すると「テレビが映らない」と訴えてきた。
調べると、テレビの後ろに隠していたテレビとレコーダーの電源が切られているではないか!

テレビの後ろに電源類を隠していたのは、電源を見つけては切りたがる母の行動を警戒していたからだ。
目に付かないところに置いていたにもかかわらず、目ざとくそれを見付けて、スイッチをオフにしたのだ。

「これは切らないで!って言ったでしょ!」と、思わず怒りがこみ上げる私。
たかだがテレビの電源を切ったくらいで、と思われるかもしれないが、問題はレコーダーだ。
録画予約していたものがパーになっているのだから、そりゃあ怒るよね。

とはいえ、これも短期決戦で端的に叱ることにしている。
とまあ、このやりとりも数度に亘ったため、これは私の隠し方が甘かったのだと反省し、今度こそ見付けられないところに安全を考慮して隠した。

その時、子供の頃、親の気を引きたくて、親がいない間に悪さをしていたことを思い出した。

幼子に戻っていく母は、無意識に子供がするようなことをしているのかもしれない。
そして、私は自分が幼子だった頃に母に叱られたように母を叱る。

受けた教えはお返しする、これもある種の恩返しなのかもしれない。


enji_152 at 17:41│Comments(0)今世 | 高級養老院物語

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